寂しい


中学生のときから毎日のようにいろんなことがあって苦しんでたのに、ひとりでがんばらなきゃって思い続けてきたのがすごく寂しい。なんでずっとひとりで部屋に隠れて泣きながら耐えてたのかわからない。きっと、どこにも行くところがないし助けてとも言えないし、頼れる人も居なかったからだけど…。
だけど、ぼくは殴られるときに誰かに庇ってもらえたこともないし、ごめんね痛かったねと抱きしめられたこともないし、もう大丈夫だよ怖くないよって守られたこともない。だからひとりで耐えることしかできなかったし、ほんとにひとりぼっちだった。
泣いて苦しみながら我慢してるのが誰かに伝わったらいいなって思った。心の中でずっと助けて助けてって呼んでた。誰にも言えないけど守られたかった。部屋に閉じ込められて叩かれたりつねられたり引っ張られて引き摺られたりしてたのが、もうなんでだかわからない。逃げられないし助けてと叫べないし誰も守ってくれないし。ほんとにほんとに怖かった。毎日生きてた気がしなかった。なんで気に食わないってことを理由にこんなことをされるのか理解できなくて、自分なんて大切じゃないんだって思った。逃げ場もないし、自分を守ることもできないし、目を離したら大切なものを壊されてしまうし…。この実際の苦しい状況がそっくりそのまま誰かに伝えたかった。伝えられたら自分を守ってくれるのにと思ってやりきれない悔しさで自分を責めてた。
だからずっとひとりだった。誰かに守ってほしかった。ふつうに愛されてみたかったし、死にたいなんて考えになってほしくなかった。
なのに、少しは話せるようになった今でも見捨てられてしまうのがとてつもなく苦しかった。児相に自分が苦しんでること話したのに見捨てられて帰ったとき、どこ行ってたんだった怒られて殴られたときも、病院や学校の先生に話したときも、なにも変わらなくて自分で頑張っていこうねって言われただけで、家に帰れば先生から親に伝わっていて、なんでそんなこと話したの?!悪者にして楽しいの?!って怒られたときもずっとひとりだった。なんで今も苦しいのかほんとにわからない。もういいんじゃないかって自分でも思う。だからもういいんじゃないかって思うのに苦しいことは重なるし、忘れられないし、だからと言って誰かに守ってもらえて大切にしてもらえるわけではないのだから死にたくなってしまう。
高校に行き始めて、ともだちの行動をよく知るようになってから、なんで簡単に彼氏に愛されて毎日楽しそうにして泊まりに行ってるのか理解できなかった。家に帰りたくないし親に会うのが嫌だからっていう理由で彼氏の家泊まるとか、色々と嫌なことあったから会いにきて遊びに連れてってくれるか、羨ましいのもあったけど、簡単に愛されて守られてる人が仲の良いともだちには全員いたからさみしかった。なんでこんなに頑張ってきたのに、なにも変わらなければ大切にされることもなかったのだろうっていっぱい考えた。そしたらもっとひとりぼっちになってしまって悲しかった。泣いてたら、大丈夫だよと優しく抱きしめてもらえてる光景を目の前にして全てを投げ捨ててやりたくなって死んでしまいたくなった。これから頑張るっていう考えがどうしてもできなくなってしまって死んで全て苦しいことを忘れたいとしか思えない。もう頑張りたくない。もう誰も見たくない寂しい苦しいがずっと頭の中でループしてる。それが一日中毎日続くから我慢しようとしてるけど、時々我慢に耐えられなくなって泣いてしまう。泣いてもどうにもできないのはわかってるけど、過去も今も全部、死んで変えてしまいたくなる。誰かに悲惨な状態の時、守られてみたかったし、大切にされてみたかった。だからほんとに寂しくて苦しかった。